●エントリーNo8 足柄タマ
ノースアメリカンX-15 1号機
アメリカ空軍/NASA 1958年
ドラゴン製 1/144スケール
有人飛行世界最速記録(改良型のX-15A2での記録)
最高高度記録(1963年)

ただひたすら早く高く飛ぶために作られた機体。シンプルで無駄のないデザインが気に入っています。1958年にロールアウトし様々な改良が加えられ、1963年に最高高度記録(107,960m)を達成。事故で大破した2号機を改修したX-15A2では1967年にマッハ6.7(絶対速度7,274km)を記録し有人飛行による最速記録となっています。

キットはドラゴン製。2機セットで発売されており、ロールアウト時の1号機と2号機が作れます。キットのランナーには不要部品がいくつかあり、それらを組み合わせると最終時の1号機や3号機も作れそうです。組立説明書が不親切で使用パーツの指示やデカールなどの指定に間違いが見られます。また省略されている部分も多いので少々手を加えてみました。

機体上下についているアンテナを追加しています。使用したのは旅客機用のエッチングパーツです。コクピット後部と機体下部にあるコブはWAVE製のレンズパーツを使用しています。このコブは時期や各号機によって数や位置が異なっています。とりあえずロールアウト時の1号機の写真を参考にしました。ピンバイスを使ってエンジンノズルの穴を深めに彫ってみました。あとはエンジン回りのメカが省略されていますが、今回はキットのままとしています。ここはX-15の見せ場ですから次回作るときは頑張って手を入れたいところです。

塗装はタミヤのセミグロスブラックとロイヤルブルーを混ぜたもので塗装。比率は忘れましたが、やや青みがかった黒としました。黒一色の機体は表現が難しいです。今回はロールアウト時を再現したので汚しやスミ入れもしていませんが、デカールの細かい文字が良い感じのアクセントとなり、何とかまとまったという感じです。


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