●エントリーNo4 Sinone
IAI クフィール C7
イスラエル空軍 1983年
タミヤ/イタレリ製 1/72スケール
世界初のカナード付デルタ翼ジェット戦闘機

現在の第4〜4.5世代の欧州製戦闘機はそろってカナード付デルタ翼で設計されています。デルタ翼はフランスのミラージュの成功が有名で、自国戦闘機開発ができない国はアメリカやロシア(当時のソビエト)からの呪縛を避けるため導入されました。イスラエルも同様でしたが、戦闘による消耗が激しい同国では戦闘機の国産化を目指しておりました。しかもスパイをつかって設計図を盗み出し、ミラージュそっくりのデルタ翼戦闘機ができました。これがきっかけでフランスからのエンジンの調達ができなくなり、かわりにアメリカ製F-4のエンジンを積むことで完成したのがクフィールです。クフィールはデルタ翼機ではじめてカナードを採用。デルタがもつ安定性をカナードによって不安定にし、そのかわりに運動性能を高めて本家ミラージュより性能向上が図られています。
イスラエル機独特の三色迷彩は従来違和感があったのですが、SA誌のイスラエル特集をみて本当にイスラエルの国土がこういう色をしていると知ってから愛着がわきました。なんとか世界初にこじつけましたが、前々回のコンペの予備機であったことは隠しようがありません。


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