●エントリーNo8 彩雲武士 (サイト管理人)
「ノースアメリカン X-15A2」
所属:アメリカ NASA  年代:1967年
 レベル製 1/72スケール

再販されたレベル製のX-15を制作しました。パッケージの表記はX-15ですが、内容は胴体が延長され外部燃料タンクを装着した改修後のX-15A2となっています。しかもコクピット左側面の窓にシャッターを装備し、下部垂直安定板にはダミーのスクラムジェットを装着した「白い」X-15A2を製品化していいます。一般的に有名な「黒い」X-15にするには、これらを直す必要が有ります。個人的には黒い方が好きなのですが、今回は手間の掛からない白い方でいくことにしました。貼るべきデカールも少なくてすみますからね。
キットは凸モールドだったので、それらを筋彫りに変更。コクピットの窓は透明パーツの合いが悪いので、接着後パテで埋めてしまい塗装で表現する事にしました。飛行姿勢で組む事にし、ランディングギアは収容状態にしました。ノーズギアのドアは合いが悪いので、キットのパーツは使わずパテで埋めて筋彫り表現としました。リアのスキッドはキットのままです。主翼と水平安定板の後縁は薄く削りました。エンジンの両脇にある燃料放出管はキットのパーツを使用し先端部に穴を開けています。下部のラムジェットユニットは先端の検知管を真鍮線に変更しています。

塗装は白一色。デカールも少なく、何とも締りの無い感じです。その為、エンジンユニットなどのメタリック部分の塗装に気を使いました。筋彫り部分にはグレー系のスミを入れ、メタリック部分はシルバーでドライブラシしてアクセントを付けました。外部燃料タンクもカラフルな塗り分けが見せ所なので、キチンとマスキングして仕上げています。ただし勘違いから実際の物とは異なる塗装になってしまいました。台座はシルバーで塗装。ネームプレートにスミイレしてみましたが、ちょっとイマイチだったかも。

X-15は運用中に様々に塗装や装備が変えられた為に、どの時期の機体を再現するかを決めるのが難しいですね。今回も燃料タンクや機体のマーキングの違いなど、かなり悩みました。まあ、最終的にはイメージ重視のお手軽工作になってしまうんですけどね。

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