■エントリーNo5 ポリンキー△さん
フォッカーDZ Fokker-Built.late Jasta 26 (1918年) 
1/48  ローデン
■作者コメント
はじめて作った複葉機のキットです。当然ローデンのキットも初めてです。
さて、キットのほうは、前期型後期型とも同じランナー構成で、パーツの選択によって、作り分けするようになっているようです。樹脂は明るいグレーで、適度に硬く、しかし脆くはない材質でできています。この材質のおかげで、緻密なディティールが再現されているんですね。製作は、組み立て説明書の手順に沿って行いました。まずは動力機からです。エンジンのディティールもかなり細かいのですが、完成すると殆ど見えなくなります。ただし、エンジン周りをエンジン架とグリルだけの構成にすることも可能なようです。そうすれば、エンジン全体が露出します。コックピット内もあっさりと仕上げてます。特にディティールアップもしていません。エンジン部分を機体に接着するところで、接着面積を大きく取れなかったので仕方なしに真鍮線のダボ継ぎを行いましたが、その時にパーツの欠けが発生してしまい、その修復に時間がかかりました。見えないところにもこだわってしまうローデンの姿勢が裏目に出て、作りにくい一面でもあります。一番てこずったのが、上翼とそれを支える支柱の接着でした。充分に摺り合わせをせずに接着したら案の定上手くいかず、マスキングテープとかで保持しようとすったもんだするうちにパーツが曲がったり、接着部分がもげたりしてしまい、結局支柱すべてを真鍮パイプと真鍮線で作り直して使用しました。それで結果的にZ形の支柱の長さが、少し短くなってしまい、下翼に上反角が付いてしまいました。

塗装は、1918年のBruno Loerzer機としました。翼のローゼンジー塗装は、キットのデカールを使用せずに、型紙を作ってマスキングにして、エアーブラシ塗装で表現しました。その他、各動翼を動かすワイヤーを0.25mmの真鍮線で作成、主脚間のワイヤーを、0.3mmの形状記憶テグスで表現しました。初めての割には、満足行く出来栄えになりました。

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