エントリーN07 政府開発援助さん
九州18試局地戦闘機「震電」
(ハセガワ製ノンスケール)

■作者コメント
ネタ未定のまま〆切月に突入し、しかも二回も風邪でダウン... もう終わったかと思いましたが、ハセガワ本社から取り寄せたこのキットで 起死回生を図ることが出来ました。 スケールが中途半端なのであまり取り上げられる機会が無いですが、 凹モールドが美しく、はめ込み式で手軽に組み立てられる 気持ち良いキットだと思います。 尚、このキットはキャノピー枠と機体の濃緑色部分がランナー状態で塗装されています。

震電は比較的資料には恵まれている様で、 手元にあった世界の傑作機 1(文林堂)と陸海軍試作戦闘機(学研)を参考に 若干の追加工作を施しました。コクピットは例によって四角くくり抜きましたが、 意外と内部が良く見えることに気付き、 プラ板で底を作った後にヒートプレスして作ったシートを追加しました。 垂直尾翼に補助尾輪を追加した時点でプロペラ直径が大き過ぎる事が判明し(涙)、 プロペラブレードを切り詰めています。 30mm機銃のモールドをヤスリ掛けの際に削り落としてしまった為、 伸ばしランナーで(正しい位置に)再現。 機体下部のアンテナ支柱も伸ばしランナーで作り直し、位置をやや右側に改めました。 このシリーズでは内側の主脚カバーは主翼と一体成型となっているので、 モーターツールで完全にくり抜いてプラ板で新造しました。
塗装は手持ちの資料間でも違いが有って悩みましたが、 世界の傑作機の記述を参考にしています。 機体下面は銀色の上から薄く明灰白色を吹き付け、上面は暗緑色を筆塗りしました。 いずれもラッカー系の海軍機色(三菱系)です。 プロペラとスピナーはマホガニー、 味方識別帯はサファリオレンジの上から黄橙色を重ねています。 マーキングは日の丸のみデカールが付属しています。 部隊番号等は一切無かった様です。 墨入れは今回もガンダムウェザリングマーカーで行いました。 手軽で安心な方法ですが、綿棒の消費量には覚悟が必要です。
■管理人コメント
ノンスケールですが、約1/100スケール。前回もそうでしたが、政府開発援助さんは このクラスのモデルが好きなんですね。(^^)
若干の追加工作だそうですが、かなり手を加えていますよね。 細部工作も、このクラスだと大変です。
この機体、後ろ姿がとてもカッコ良いですね。

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