エントリーNo5 kishimotoさん
天山12型
(フジミ製1/72)

■作者コメント
安売りされていたキットで、なにげに買ってしまった物です。 参考にしたのはモデルアート2002年1月号の1/48ハセガワの「天山」の作例です。 電索の発信器?を右翼に突き出した、ものものしい姿を1/72にスケールダウンして 再現してみようと作成した物です。 ベースとなるフジミのキットは15年ほど前の作品で、 日本海軍機の穴を埋めると言うのには貢献したのでしょうが、 作るとなるとかなり苦労しました。

●苦労その1
胴体と翼を接着すると上反角がきつくなりすぎます。 接着後に大きな段差に泣かされました。 結局、段の部分にプラペーパーを短冊切りにしてはっ着けると言う 荒っぽい方法で片を付けました。 パネルラインの違いまで再現する考証派の方が見たら腰を抜かすかもしれません。
●苦労その2
主翼後縁がすごく厚いので、接着後上と下からヤスリました。 そうすると、当然の事なんですが蝶型フラップの張り出しガイドがとれてしまいました。 結局、最後に細切りプラ板で再現してみました。
●苦労その3
電索特に右翼に付く八木アンテナ風の物はサイズも形状もよくわかりません。 モデルアートの作例を見ながらこれくらいかなとプラの丸棒と真鍮線で工作しましたが、 できあがった物を見ると電信柱を付けてる様で完全にオーバースケールです。 これは、旧海軍の秘密兵器「電磁砲」だと言う事にでもしておいて下さい。
●その他
塗装は海軍の標準ですが今回、上面の濃緑色は青を強くしさらに黒を混ぜ、 かなり明度を下げています。カウリングは反対に灰色を混ぜ明度を上げました。 実機ぽい感じにしたつもりなんですがどうでしょう?
●その他2
日の丸・機番等は塗装仕上げです。 尾翼のナンバーは何年かぶりに手書きしました。 字が踊っていておかしいでしょ。

■管理人コメント
魚雷と電探を付けた姿が素敵。
機番は手書きだそうで、でも良い味出していますね。

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