エントリーNo3 kishimotoさん
隼1型
(フジミ製1/72)

■作者コメント
64戦隊のエース桧與平氏の歴代搭乗機のつもりで作った隼1型です。 ただし、考証的には桧氏の搭乗機と言うにはきびしいです。 昭和17年初頭の64戦隊第2中隊第3編隊編隊長機には間違い無いと思います。 キットはフジミ製の1/72ですが、これが何ともはずれのキットで スピナと一体成形のプロペラは妙にねじれていて飛びそうにありません スピナも貧弱です・・・飛行機の顔なのにね カウリングの形も後部の絞込みが無くてイメージ悪いです。

桧與平さんには愛機のプロペラに手をかけたかっこいい写真があります そのプロペラは銀で先端に赤の危険表示帯が一本見えます スピナは赤でスピナの後半部のカバーを外しています 主翼上面の迷彩色の下面への回り込みはありません でも、わかるのはここまででそれ以降の詳細はわかりませんので ココからは想像力を働かしてでっち上げていきます 下面色は暗い灰色とはどう見ても違う様なので無塗装(銀)にします 上面の迷彩色は暗緑色 戦隊マークは赤(第2中隊)で白の縁付き、それに胴体 に白帯(外地戦標識)がつきます 日の丸は主翼上下のみで白フチ無しです 胴体の斜めの黄色の帯は第3編隊長のマークです。
作業は、いちばん気になるプロペラから。 ココでは手を抜いてハセガワの零戦からプロペラをトレードして来ます スピナもサイズ的にきびしいのですがハセガワのを少し削り 後半部を切り取り無理矢理張り付けました。 スピナの先端にピンバイスで穴を開け真鍮パイプをさしています(始動フック) プロペラ・スピナ部分は丁寧に加工すればそれなりにうまくいったと思うのです が結果的には軸のセンターがうまく出ず見る角度によってはプロペラがまがって 見えてしまいます。 例によって操縦席にはスロットルやシートベルトなど工作していますが 隼はほとんど覗けないのでほとんど無意味でした。 主脚にブレーキパイプを銅線で付けました。 主脚カバーはプラ版で切り出ししました。ピトー管は真鍮パイプと真鍮線です 無線アンテナ棒はこれもプラ板から切り出しです。
マーク類は全て塗装で仕上げています 尾翼の戦隊マークが少し大きすぎたでしょうか バランスが悪いです 想像した様に下面を銀に上面を濃緑色(中島色+黄土色)に塗りました 緑色難しいですね日の丸の赤とのバランスが良くないです 下地に銀を吹いているので紙ヤスリで削ぎ落としてみようとしたのですが 1/72ではかなりきびしい表現の様ですぐ止め、けがき針の先でこちょこちょと 剥がしていきました。 モールドをけがき直して深くしたのですが チョットやりすぎた様です 墨入れをして、半艶のクリアーを吹いて完成としました。
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